動線に配慮した水回りの配置

水回り設備は、一般的に家の北側や西側に配置されることが多いと言えます。なぜなら、家の南側や東側は自然光が入り込みやすいため、そうした明るさを保ちやすい空間はリビングやダイニングなどを優先して配置したいと考える人が多いためです。一方で、リビングやダイニング、居室などを配置し終えてから水回りのスペースを検討すると、水回り設備周辺の動線が乱れてしまうことが少なくありません。家事において水回り設備の果たす役割は大きいため、慎重に検討しなくては住み始めてから苦労してしまいます。

浴室や洗濯機、室内干しをするスペースはできるだけ近い距離にまとめることが賢明です。また、必要があれば多目的シンクを洗濯機の近くに配置することも役立つと言えます。そうすることで予洗いや漂白といった作業もスムーズにこなせます。

洗面台の配置で気をつけること

洗面台というと、朝の身支度で利用することの多いスペースだと思い浮かべる人も少なくないかもしれません。ただ、汗をたくさんかく暑い季節も、風邪やインフルエンザなどに注意しなくてはならない寒い季節も、帰宅後にすぐに向かう場所は洗面台だという人は多いのではないでしょうか。手洗いやうがいを済まさないまま、家の中をあまり歩き回りたくないと考える人は思いのほか多いものです。そのため、寝室や水回り設備周辺に洗面台の配置を検討するとともに、可能な限り玄関の近くやリビングに入る前に、手洗いやうがいを済ませられる環境を備えることが望ましいと言えます。

1つの洗面台で、朝の身支度から帰宅後の手洗いまで行えるのが理想ですが、それが難しい場合は、小さく、見た目もインテリアの邪魔をしないような洗面台を補助として玄関近くに配置するのも1つの手段です。